先代から受け継いだ有限会社 西濃防災を夫婦２人で経営し、消火器や防災用品など消防施設の販売や交通標識の施工、保守点検に従事してきた清水直人さん。しかし、清水さんには親族に後継者がおらず、自分の代での廃業を考えていました。そんな時に出会ったのが、路面標示施工などを手がけてきた和田展明さんでした。勤めていた会社を辞めた和田さんは、清水さんのもとで路面標示事業を第二の柱にしたいと提案。熱意を感じた清水さんも和田さんに会社の承継を提案し、和田さんも長年にわたって公的機関の施設工事に実績のある同社に魅力を感じ、事業承継を決意しました。
　現在、清水さんは引き続き同社の消防防災、交通標識部門で若手に技術を継承。和田さんは、新たに路面標示部門を立ち上げ、２本柱で売上は５倍以上に増加しています。