第三者承継

卸売業

有限会社プレジール

卸売業

地場産業である美濃焼の窯元から仕入れた
選りすぐりの陶磁器を販売

会社概要

創業以来、地域の伝統産業である美濃焼のメーカーや窯元とつながりを築き、陶磁器の専門商社として、幅広い陶磁器製品の販売を手がけてきたプレジール。特に、雑貨店などで扱われる消費者向けの食器に力を入れてきました。
しかし、創業者である川地道治社長には後継者がおらず、年を重ねるにつれて「自分のように、生活雑貨として食器を扱う企業に事業を承継したい」と考えるようになりました。とはいえ、どこに相談すればいいかも分からないと思っていたところに岐阜県事業承継・引継ぎ支援センターのダイレクトメールが届いたのです。
川地社長はすぐに相談を申し込んだといいます。直ちに同センターのサブマネージャーがプレジールを訪問し、第三者承継の進め方や川地社長の希望をていねいにヒヤリングし、M&Aを仲介する会社を紹介。半年後には、名古屋市内でオリジナル陶磁器の企画・販売を目指す、エル・コミューンとのマッチングが実現しました。

デザイン性の高いオリジナル製品で
美濃焼の魅力を海外にも届けたい

「事業のさらなる多角化に向けて、国産の陶磁器を手がける企業を探していた」と話すエル・コミューンの山中明社長。プレジールに出会った時、「ここなら、ステーショナリーやインテリア、バッグなどの企画・製造・販売で培ってきたデザイン力を、最大限にいかせる事業ができると感じた」と、当時を振り返ります。
しかし、陶磁器産業は長い歴史を持つ分、独自のしきたりや習わしも根強く残る業界。そのため、新たな会社が受け入れてもらえるのか、不安もあったといいます。その不安を払拭するため、川地社長は事業承継後も担当者と取引先を回り、橋渡しに尽力。その甲斐もあり、現在はオリジナル商品の生産に着手し、新たなブランドも立ち上げました。
「デザインで付加価値を高めることは、私自身も目指してきたこと。この事業はもっと広がっていくと思います」と期待を寄せる川地社長。山中社長も「今後は美濃焼をブランディングして、海外への輸出も考えていきたい」と、意欲を見せています。

株式譲渡契約を締結し、事業を承継

オリジナルブランド 「SERATA」

岐阜県事業承継・引継ぎ支援センターのサポートを受けて 岐阜県事業承継・引継ぎ支援センターのサポートを受けて
事業継承フロー 事業継承フロー

会社概要 会社概要

有限会社プレジール

〒509-5132 
岐阜県土岐市泉町大富1652-12

設立
1998(平成10)年3月
従業員数
4名
事業内容
陶磁器の販売
(業務用食器・雑貨店向け食器・
オリジナル食器・名入れ)
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